フットサルの個人戦術はサッカーでも活かせる
フットサルには代表的な戦術がいくつかあり、サッカーと比べると一人一人の選手の動きが細かく計算されています。
おそらくフットサルを好きになれるかどうかは、フットサルの戦術を好きになれるかどうかだと私は考えています。
それほどフットサルの戦術というものは、フットサルを楽しむ上で「ミソ」ともいえる部分なのです。
フットサルコートは狭く、動きも細かいため、サッカーをしていた人からすると窮屈に感じることもあるかもしれません。
私は、自由にプレーするのが好きだという人はサッカーへ、戦術を重視したコンビネーションプレーが好きだという人はフットサルに行き着くのではないか、と勝手に思っています。
フットサルの個人戦術
ケブラ
ケブラは、ポルトガル語で「折れる」を意味します。
走っている選手が急に方向転換をして、真ん中もしくは外のスペースに顔を出すのがケブラの動きです。
ケブラをしてきた選手に対してそのままパスを当てても良し、ケブラをしてきた裏のスペースに他の選手が走りこむのも効果的です。
高いレベルでプレーするフットサル選手であれば、意識せずともケブラの動きはしているはずです。
パラレラ
パラレラは、ポルトガル語で「平行」を意味します。
パスを出した味方の前方のスペースに走り込む動きのことを、パラレラと言います。
パスを受けた選手は、パラレラの動きをした選手にパスを出しても良いですし、おとりに使うのも効果的です。
ダイアゴナル(ジャグナウ)
ダイアゴナルは、ポルトガル語で「斜め」を意味します。
裏に抜ける時、真っ直ぐ走って抜けていくと相手選手がマークしてくるのでパスを受けることができません。
しかしダイアゴナルの動きのように、斜めに抜けていくことで自分と相手選手の間に距離が生まれ、そうすることでパスを受けることができるのです。
フットサルの戦術はバルセロナでも使われている?!
出典:http://news.livedoor.com/article/detail/12474430/
世界一と称されるバルセロナの選手達の中には、実はフットサル出身の選手が多くいます。
イニエスタやネイマール、また一昔前だとロナウジーニョが代表的です。
他にも、芸術的なバルセロナのパス回しの中心にいる選手達の多くが実はフットサル経験者なのです。
よく見ていれば分かるのですが、バルセロナの攻撃の中にはフットサルの戦術がたくさん盛り込まれています。
今後バルセロナの試合を見るときは、ケブラやパラレラ、ダイアゴナルといった動きに注目して観ても面白いはずです。