フットサルのポジション名は、サッカーとは全く違う?!
サッカーのポジションは、以下のように表現されます。
- フォワード・・・相手ゴールに最も近い位置で得点を狙うポジション
- ミッドフィルダー・・・攻撃にも守備にも顔を出す運動量が求められるポジション
- ディフェンダー・・・後方に位置して相手の攻撃を跳ね返すポジション
- ゴールキーパー・・・唯一手を使って自陣ゴールを守ることができるポジション
このサイトに来てくれる人に対して、上のような解説は全く必要ないでしょう。
一方で、フットサルでは「フォワード」や「ゴールキーパー」といった言葉は使いません。
フットサルのポジションも4種類ありますが、すべて別の呼び方です。
今回はフットサルのポジションと役割についてご紹介します。
これさえ覚えていれば「フットサル通」と思われること間違いないので、ぜひ覚えて帰ってください。
フットサルのポジションの名前は全てポルトガル語!
フットサルのポジションは全部で4種類あり、すべてポルトガル語です。
前線で体を張って攻撃の起点を作る 【ピボ】
出典:http://www.futsaledge.jp/archives/11613
ピボは、ポルトガル語で「軸」という意味です。
サッカーでいうところのフォワード、その中でもポストストライカーに近い印象を受けます。
ピボの仕事は、相手ゴールの最も近い位置で体を張ってボールをキープし、味方の攻撃の起点になることです。
傾向としては、体が大きくボールを納めることのできる選手がピボを任されます。
フットサルのピボとして有名な選手は、森岡薫選手です。
森岡選手はもともとペルー出身で2012年に日本に帰化しました。
世界でも十分通用するほどのパワーを兼ね備えており、彼の右足から繰り出されるシュートは非常に強烈です。
ピッチ上を縦横無尽に駆け回る攻守の要 【アラ】
出典:http://futsalpix.com/archives/1933
アラは、ポルトガル語で「サイド」という意味で、サッカーでいうところのミッドフィルダーに当てはまります。
アラには、パス・ドリブル・シュート・運動量など、あらゆる面で高い能力が求められます。
器用な選手ほどアラに向いていると言えるでしょう。
フットサルのアラで有名な選手は、吉川智貴選手です。
吉川選手は現在、フットサルスペイン1部リーグのマグナ・グルペアに所属しています。
豊富な運動量、切れ味鋭いドリブル、守備への貢献度など、目立たないところでチームを支えることのできる素晴らしい選手です。
日本代表にも選出されており、今後の日本フットサル界の未来とも言える選手なのでぜひ覚えておきましょう。
最後尾から攻撃を組み立てる 【フィクソ】
出典:http://www.fleague.jp/news/?p=13558
フィクソは、ポルトガル語で「舵取り」という意味です。
サッカーでいうところのボランチに一番近い気がします。
フィクソに求められる能力は、ゲームを組み立てる能力と相手のピボを抑える力です。
運動量やパワー、スピードよりも頭の良さや経験がモノを言うポジションです。
フットサルのフィクソで有名な選手は、村上哲哉選手です。
村上哲哉選手の武器は、1対1の強さと両足から繰り出される強烈なミドルシュートです。
フィクソとしてゲームを組み立てるだけでなく、試合を決定づけるゴールも決めることができる素晴らしいプレイヤーです。
彼の甘いマスクに魅了されるファンも非常に多くいます。
まとめ
最後に、フットサルのポジションについて簡単にまとめてみました。
フットサルの試合を見るときも、誰がどこのポジションでどのような役割を担っているのかを気にしながら見てみると、より一層フットサルを楽しめることでしょう。
ポジション名 | 役割 | 代表的な選手 |
---|---|---|
ピボ | 前線でボールを納めて攻撃の起点となる | 森岡薫選手 |
アラ | 攻撃から守備までピッチ上を駆け回る | 吉川智貴選手 |
フィクソ | 最後尾から攻守ともにゲーム全体を支配する | 村上哲哉選手 |
ゴレイロ | 自陣ゴールを守る | イゴール選手 |