海外留学に行くときに、「現地でのトラブル(盗難、事故、病気など)にどのように備えれば良いのか?」は誰しもが気になるトピックでしょう。ちなみに海外旅行に行くとき、海外旅行保険を新規で契約する人はおよそ3割程度だと言われています。
特にサッカー留学のように、現地でスポーツをする場合は、通常の旅行や留学と比べて現地でイレギュラーなトラブルが発生する可能性は高いです。
前提として、日本ではすべての人がなにかしらの公的医療保険に加入しています。(これを国民皆保険制度と言います。)そのため日本で生活をしていれば、病気や怪我をしたときでも、およそ1割~3割程度の金額を負担するだけで治療や診察を受けることができます。
一方で、海外に行けば日本で加入していている保険は適用されなくなります。そのため、「海外旅行保険に加入していなかったため、海外で病院に行ったらとんでもない金額を請求された」といった苦い経験をする人も中には存在します。(例えば、軽いケガや風邪、インフルエンザの治療だけで数万円かかってしまうことも)
このようなことを知らないまま痛い目にあってしまうと、サッカー留学という素晴らしい経験も、人生の苦い思い出として心に残り続けてしまいます。渡航する前に正しい知識を備えた上で、事前にできる対策はしておくことを推奨します。
留学先で考えられるリスク
サッカーで海外留学をする上で、リスクは大きく以下の2つに分けることができます。
- 日常生活におけるリスク(盗難、病気 など)
- サッカーをプレーしているときのリスク(プレー中の事故 など)
保険には様々な種類があり、片方だけ補償してくれるタイプの保険や、両方を補償してくれるタイプの保険もあります。保険を選ぶ際には、「自分が何に備えるべきなのか」を明確にした上で、自分に合った保険を選ぶようにしてください。
サッカー留学でおすすめな保険の契約方法
パターン①:最低限の補償さえ受けられれば良い場合
海外旅行保険が自動付帯のクレジットカードを持っているだけで、万が一のことがあっても(保証内容に含まれていれば)補償が下ります。年会費無料で、海外旅行保険が自動付帯のクレジットカードも存在します。海外旅行保険が付いているクレジットカードを複数枚持っておくなどして、万が一のケースに備えるという方法もあります。
ちなみに、自動付帯のクレジットカードと利用付帯のクレジットカードの2種類が存在します。自動付帯と利用付帯だと、それぞれ保険が適用される条件が異なるので頭に入れておくようにしましょう。
- 自動付帯:クレジットカードを発行・所持しておくだけで補償が適用される
- 利用付帯:出国に関わる交通費や旅行代金をカードで支払うことで補償が適用される
クレジットカード付帯の主な補償内容
・傷害死亡(ケガによる死亡に適用される補償)
・後遺障害
・傷害治療費用
・疾病治療費用(体調不良・病気になった場合に適用される補償)
・賠償責任
・救援者費用
・携行品損害 など
クレジットカード会社によって、補償内容が異なるだけでなく、保険が適用される条件も異なります。渡航前に必ずクレジットカードの補償内容については確認しておきましょう。
パターン②:万が一に備えて、何かあったときにできるだけ手厚い補償を受けたい
スポーツ留学を行う人に特化したような保険サービスも存在します。基本的な補償についてはパターン①で紹介したような(クレジットカード付帯の)保険で賄うこともできますが、それだけだと不安だという人はスポーツ留学に特化した保険サービスもセットで検討すると良いでしょう。
また、およそ月600€程度で現地の健康保険に加入することもできるので検討してみてください。