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# | タイトル | 説明 | 対策 |
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1 | 知名度があるという理由でエージェントを決める | 利用者が多ければ知名度は上がりやすいが、満足している人が多いかどうかは別の話。1スタッフが大量の選手の面倒を見るエージェントもいれば、マンツーマンに近い形で少人数制で対応しているエージェントもいる。 | 1スタッフあたり何名程度の選手をサポートしているか確認する。1スタッフあたり5名程度であれば一般的だが、それを超えると現地でのサポートが手薄になってくる可能性があるので要注意。 |
2 | 価格が安いという理由でエージェントを決める | 価格が安い=サポートが最小限である可能性が高いため、要注意。 | 「安いかどうか」ではなく「サポート内容に合った価格かどうか」を見極める。 |
3 | サポート実績が凄いという理由でエージェントを決める | どこのカテゴリ・クラブでプレーできるかは9割以上が選手の実力によるもの。エージェントができることは選択肢の提供であり、あなたをあなた以上に見せることはできない。 | あなたと近いレベル感の選手をサポートした実績があるか(その選手がどのようなキャリアを歩んでいるか)を確認する。 |
4 | 有名クラブとのコネクションを持っていることを理由にエージェントを決める | 事実として、良いエージェントほど多くのコネクションを持っている。しかしあなたが有名クラブに入団できる保証はどこにもない。 | エージェントがコネクションをどれくらい持っているかは、あくまで参考程度に留めておく。極端にコネクションが少ないエージェントは、特定のルートに依存しているリスクが高いので要注意。 |
5 | 契約書面を用意していないエージェントを選ぶ | 一部のエージェントは口頭・チャットのみで話を済ませようとするが、こうしたケースは「言った・言わない」のトラブルになりやすい。運営がしっかりしているエージェントの多くは書面ベースで話を進める。 | 契約書面があるかを確認する。契約書を用意していない、または書面の中身がスカスカなエージェントは検討の候補から外した方が良い。 |
6 | 個人事業主のエージェントを選ぶ | サッカー留学を支援すると謳い、留学生から金銭をだまし取る詐欺行為が近年増加しているため要注意。現地でサッカー選手をしながら留学支援を行っている個人エージェントも一定数存在するが、こうしたケースでは留学サポートが副業的な扱いになるためサポートが手薄になるケースが多い。信頼性・継続性の観点からも、サッカー留学事業を本業としている法人の方が安心。 | 法人格を持っているかどうか、事業として何年運営しているか、専任スタッフがいるかなどを確認する。法人運営の留学エージェントを選ぶことを推奨する。 |
7 | 「必ず◯部以上に...」と言ってくるエージェントの甘い言葉を信じる | あなたのプレーを知り尽くしているエージェントであれば「◯部以上は目指せる」と伝えるケースもあるが、あなたのプレー映像すら見たことがないエージェントの甘い言葉には引っかからないように。「絶対」や「保証」などの言葉を使うエージェントは過剰な期待を煽って契約に結びつけようとしている可能性が高い。 | どのくらいのカテゴリを目指せそうかを確認し、断定的な発言をしてくるエージェントはリスクがあるので避けるべき。 |
8 | 少しでも上のカテゴリを薦めてくるエージェントを選ぶ | 選手の実力よりも背伸びをしてクラブに入団できたとしても、試合に出られずに1シーズン過ごすことになれば時間とお金を無駄にしてしまう可能性が高い。 一方で、入団したという事実はエージェントの輝かしい実績になる。 | 自分が「いつまでに」「どのレベルを目指したいか」をあらかじめ言語化しておく。複数のエージェントにその内容を伝えて、どのようなキャリアパスを目指せそうか質問し、各社の回答を比較する。 |
9 | 1社の話だけを聞いてエージェントを決めてしまう | サッカー留学を一度も経験したことがない人は、1社の留学エージェントの話だけで正しい判断をするのはほぼ不可能。最初に話を聞いたエージェントの印象がどれほど良くても、複数のエージェントの話を聞くべき。 | 最低でも2〜3社から話を聞いて、エージェントを比較する。 |
10 | スタッフが多いから安心できるエージェントだと思い込んでしまう | スタッフという言葉は、正社員以外に業務委託やアルバイトも含んでいる。スタッフの数が多いからといって安心とは言い切れない。特に、現地でサポートしてくれるスタッフが正社員か否かは重要なポイント。 | 現地でサポートしてくれるスタッフが正社員か否かを確認する。代表自らが現地でサポートしてくれる場合は非常に安心。 |
11 | 口コミや評判を確認せずにエージェントを決める | 面談時の印象だけで判断してしまうと、後になって「思っていた対応と違った」となるケースがある。複数人からの多角的な評価を確認することで、エージェントの印象がより明確になる。 | サルウェブのWEBサイト上で、実際に面談を受けた選手によるエージェントの口コミが掲載されているため、判断材料として目を通しておく。 |
12 | 質問しづらかったりレスポンスが遅いエージェントを選ぶ | エージェントとの相性や対話のしやすさは、海外挑戦において非常に重要なポイント。 海外ではトラブルや不安を自力で解決しなければならない場面も多く、辛いときに気軽に相談できなかったり連絡が遅いというのは致命的。 | 契約前に何度か会話のキャッチボールを行い、質問への反応や温度感を確認する。ただしエージェント側も契約前は忙しいことも多く、レスポンスが多少遅いのはやむを得ない面があることも理解しておくべき。 |
13 | ビザや大学進学などの制度に対する理解が不十分なエージェントを選ぶ | 海外サッカー留学では、サッカー面だけでなく制度面でのサポートも重要。大学進学、ビザ取得、FIFAの移籍規定、外国人枠などを理解していないエージェントを選んでしまうと、進路設計が崩れてしまうリスクがある。 | 面談時に、制度に関する具体的な質問(例: アメリカの大学スカラーシップ制度、18歳未満の選手の移籍規制、ビザ取得の流れなど)を複数のエージェントに投げかけてみて、回答の深さや自信の度合いを比較する。 |