本インタビューについて
マンチェスター・シティFCのサマーキャンプへ参加した 深尾 武史さんとの対談です。海外挑戦をサポートしているエージェントはKens Sports & Educationさんです。(以下、敬称略)
※サマーキャンプについて詳しく知りたい方は、別ページをご覧ください。
プロフィール紹介
◯名前:深尾 武史(Takeshi Fukao)
◯生年月日:2011年9月18日
◯出身:東京都千代田区
◯所属クラブ:
→ Football Community CHIYODA(U3-U12)
→ TOKYO UNITED SOLEIL Football Club(U13)
◯参加したキャンプ:
Manchester City Football Language Programm - Summer 2024
(2024年7月28日〜8月2日)
Q.サマーキャンプに参加したきっかけを教えて下さい
深尾選手:2024年の7月末から8月の約1週間、マンチェスター・シティのサマーキャンプに参加しました。
サッカーは小さい頃からやっていて、数年前から海外留学に興味を持っていました。
ちょうどその頃にマンチェスター・シティのサマーキャンプがあるのを知って、それ依頼いつか参加したいと思っていたことが今回のサマーキャンプ参加のきっかけです。
サルウェブ:サマーキャンプに参加する上での目標や目的は何かありましたか?
深尾選手:日本以外の国の同じ年代の人たちが、どんなレベルで、どんなサッカーをしているのか興味がありました。また、英語だけの環境がどんなものか経験したかったです。
保護者様:自立心を養うために、一人でマンチェスターまで行って、一人で帰ってくることが目標でした。キャンプでの経験を通して、何かトラブルがあっても、一人で乗り切れるタフさを身につけて欲しいと思っていました。
Q.渡航までの流れについて教えてください。
サルウェブ:キャンプへの参加に向けた準備はいつ頃から始めましたか?
渡航時期の1年半前くらいから、キャンプへの参加を本格的に検討し始めました。
(キャンププログラムへの参加ではなく)個人でコーディネートして渡航するスタイルの留学もありますが、マンチェスター・シティのキャンプ紹介動画がかっこよくて楽しそうで。こんなキャンプに行きたい!と思ったのでマンチェスター・シティのキャンプを選びました。
エージェントの方とのオンラインミーティングからスタートし、キャンプへの参加申込みから、航空券や未成年の子が保護者の同伴なく海外へ渡航する際に航空会社の職員にサポートしてもらえるサービス(アナカンパニード・マイナー・サービス)への予約、海外旅行保険の申込み、プリペイドカードの申込みなどの手続きを進めていきました。
その他、キャンプ参加前の語学クラス分けテストや入国審査のためのレター作成なども準備しましたね。
サルウェブ:渡航までのお気持ちはどうでしたか?
深尾選手:ずっとわくわくしていました。1ヶ月前くらいから不安も感じましたが、とにかく楽しみでした。
保護者様:親はマンチェスターに行ったことがないので、うらやましくて、いいないいなの連発でした。
サルウェブ:特に不安に感じていたことは何かありましたか?
深尾選手:英会話です。英語だけでコミュニケーションがとれるかどうか不安でした。
保護者様:渡航2週間前に体調を崩してしまい、キャンプに参加できるかどうかを心配しました。
サルウェブ:事前にエージェントへ確認して良かったなと思うことや確認しておいた方が良い事があれば教えてください!
保護者様:現地のWi‐Fi環境を確認して、宿泊先や学校・練習場所どこでもWi-Fiや電話が使えるように準備しました。エージェントの方や保護者に連絡が取りやすい環境があるだけで、本人の安心度が変わるかと思います。
サルウェブ:キャンプへの参加検討時に悩んだ点は何かありましたか?
深尾選手:参加したいプログラムが決まっていたので、特に悩むことはありませんでした。
キャンプの日程が、日本のクラブチームの合宿と重ならないように、調整したことくらいです。
Q.渡航後の流れについて教えてください。
サルウェブ:滞在期間中の1日のスケジュールはどういったものでしたか?
深尾選手:キャンプ期間中(5日間)、毎日練習がありました。
朝食後、バスで寮からトレーニング場所に移動して、午前中にサッカーのトレーニングと語学クラスをそれぞれ1時間くらいずつ受けました。
昼食後も、サッカーのトレーニングと語学クラスがそれぞれ1時間くらいずつあって、寮に帰って夕食を食べた後にサッカー以外のアクティビティがありました。
最終日には、マンチェスター・シティの本拠地のエディハドスタジアムツアーにも参加しました。
練習量でいうと、一日でサッカー4時間、語学4時間くらいです。
練習内容としてはゲーム形式が多かったなと思います。
サッカー以外のアクティビティーでは、ヨガや筋力トレーニング、テニスボールサッカー、バドミントン、卓球等がありました。
サルウェブ:特に印象に残っている練習などはありますか?
深尾選手:最後のゲームでゴールをたくさん決めることができて嬉しかったことが印象に残っています。
サルウェブ:練習中、言葉の面で苦労したことはありますか?
深尾選手:だいたいは理解できたけれど、わからないことは、同じチームのメンバーに聞いたり、google翻訳を使いました。
サルウェブ:指導してくれるコーチはどんな人でしたか?
深尾選手:2人いたのですが、どちらのコーチも優しかったです。いいプレーをすると「きみはハーランドだ!」といってくれて嬉しかったです。
サルウェブ:一緒に練習した選手はどのような人たちでしたか?
深尾選手:同年代のU12-13で、ブラジル・中国・香港・タイ・イタリア・スペインなど国籍は様々でした。ヨーロッパ系の子はスペイン語が話せる人が多くて驚きました。
サルウェブ:練習を通して現地のコーチや外国籍の選手とコミュニケーションは取れましたか?
深尾選手:取れました。理解できない時は、同じチームのメンバーに説明してもらって、理解できるように努力しました。
Q.現地のサッカーについて教えて下さい。
サルウェブ:現地のサッカーを体感してみた感想や気持ちを教えてください!
深尾選手:練習強度は強くなく、レベルはさまざまでした。自分より上手い人もいたので、負けないように頑張って、最終日のアワードセレモニーでMVPをもらえました。
サルウェブ:日本のサッカーとの違いは何か感じましたか?
深尾選手:日本のクラブチームの練習と似ているなと感じました。いいプレーを評価してもらえて、ポジティブな雰囲気がよかったです。特にドリブルを評価してもらえて嬉しかったです。最後の試合ではゴールをたくさん決めることができました。
サルウェブ:現地でプレーしていて現地でプレーしていて上手くいかなかったところや発見した課題はありますか?
深尾選手:チーム内でコミニュケーションをとるための、日常会話のスキルがたりなかったので、英語に対するモチベーションが強まりました。
Q.現地での生活について教えて下さい。
サルウェブ:現地ではどのようなところに泊まっていましたか?
深尾選手:マンチェスター大学の寮に泊まりました。バスルームとベッドと机のある個室で、食事は、朝晩とも寮内の食堂でした。
サルウェブ:ピッチ外でも多国籍の選手と関わる機会はありましたか?
深尾選手:多かったと思います。仲良くなって、同じ寮内に止まっているコーチの部屋をピンポンダッシュしにいったり、楽しかったです(笑)
サルウェブ:現地で過ごしていてびっくりしたことや日本と違ったことなどは何かありますか?
深尾選手:日本人以上にみんなスマホを手放さないことにびっくりしました。話す言語がみんな違ったので、慣れるまでは苦労しました。
どこでもiPhoneを使えるようにしたので、僕もLINEで日本にいる家族と滞在中もやりとりできました。
サルウェブ:サッカー以外のプログラムとしてどういったことをしたか教えてください。
深尾選手:サッカーやマンチェスター・シティをテーマにした英語のレッスンや、エティハドスタジアムツアー、サッカー以外のアクティビティの時間がありました。
その中でも特にスタジアムツアーが楽しかったです。
Q.サマーキャンプを通して成長したことや変化を教えてください。
深尾選手:サッカー面では、シュート力など、自分の課題を見つけることができました。
その他には、コミュニケーション能力が上がったと感じます。コミュニケーションが難しかった同い年の人たちと徐々に話せるようになって、落ち込み気味だった状態から気分を上向きにすることができました。
さらに英語の勉強をもっと頑張ろうと思いました。また、自分一人で、旅行や留学に行ける自信がついたと思います。
サルウェブ:今回のサマーキャンプで一番印象に残っているエピソードは何かありますか?
深尾選手:キャンプ最終日に行ったエティハドスタジアムツアーがおもしろかったです。ハーランドのロッカーの前のベンチに座れて嬉しかったです。
サルウェブ:親御さんからみて、渡航期間中心配や帰国後に感じる変化・成長ポイントなどは何かありますか?
保護者様:同じキャンプに参加したメンバーと、コミニュケーションが取れるかどうかを心配していました。
それでも、自分一人で現地に行って「楽しかった〜」といって帰ってきたので、そのポジティブさを頼もしく感じました。
Q.今後の目標について教えて下さい。
深尾選手:チームのメンバーとしっかりコミュニケーションを取ることができ、良いプレーのできる選手になりたいです。
今回のサマーキャンプへの参加で色々な経験ができて楽しかったので、またチャンスがあれば海外に挑戦しに行きたいと思います。