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近年、日本の高校を卒業した後、アメリカの大学へサッカー留学をする選手が急増しています。
アメリカ留学の最大の魅力は、アメリカの大学からスカラーシップ(返済不要の奨学金)をもらえるチャンスがあるという点。スカラーシップを受け取ることができる金額は(各大学との交渉になるため)選手によって異なりますが、中にはプロアスリート顔負けのような生活を送っている選手も存在します。
高校を卒業して海外の大学に留学したい、サッカーをしながら学業も両立させたい、といった選手にとってアメリカ留学は非常におすすめです。ぜひ最後まで読んでみて下さい。
この記事の結論(まとめ)
- アメリカサッカー留学は(アメリカの)大学サッカー部に所属することである。
- アメリカの大学にはスカラーシップ制度が存在し、選手によっては返済の義務がない奨学金を受け取ることができる。
- アメリカ留学のエージェントと契約をして、大学探しや入学手続きなどをサポートしてもらうのが一般的。(エージェントによってサポート内容や費用が異なるので要注意)
- サルウェブでは厳選したアメリカの留学エージェントを最大6社までご紹介可能。
- スカラーシップを獲得するためには各大学が定めているTOEFLの点数が必要。
サルウェブでは、厳選されたアメリカの留学エージェントをご紹介可能です。アメリカへのサッカー留学を検討しているという選手は、まずサルウェブをご利用ください。
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真部 祐丈|Twitter
シュローブジャパン合同会社代表。同志社大学理工学部を卒業し、業界初となるサッカー留学・トライアウトのエージェント比較サービス「サルウェブ」をリリース。累計400名以上のサッカー選手の海外挑戦をサポート。
目次
トライアウト開催情報【2024年12月更新】
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今後開催予定のトライアウト情報(アメリカ)
株式会社DreamLINKが、アメリカ大学へのサッカー留学希望者を対象としたセレクションを開催します。 リオネル・メッシもプレーするMLSへの登竜門となるアメリカ大学サッカー。 返済不要の奨学金が利用 ... 株式会社DreamLINKが、アメリカ大学へのサッカー留学希望者を対象としたセレクションを開催します。 リオネル・メッシもプレーするMLSへの登竜門となるアメリカ大学サッカー。 返済不要の奨学金が利用 ... 株式会社キミラボが、アメリカ大学サッカー留学説明会と実技セレクションを開催します。 アメリカ大学へのサッカー留学は、充実した設備や環境、返済不要の奨学金など多くの魅力があります。 挑戦してみたい選手、 ... 世界的に有名なアメリカのトレーニング施設IMGアカデミーでサッカーキャンプが開催されます。 アスリートブランドでは、夏休み期間に行われるIMGアカデミーサッカーキャンプを対象に、日本スタッフが帯同し、 ...
【2024年12月開催】アスリートブランド
【2024年10月開催】株式会社DreamLINK
【2024年8月開催】株式会社キミラボ
【2024年7~8月開催】アスリートブランド
※詳細については、各ページの要項を必ずご確認ください。主催者の都合により既に参加が締め切られている可能性もありますので、ご了承のほどよろしくお願いいたします。
ココに注意
日本開催のトライアウトは不定期で且つ急に開催が決定するケースも多いため、常に情報を収集するようにしましょう。なお、トライアウトに参加できなかった場合もアメリカ留学は可能なので安心してください。
アメリカへのサッカー留学のメリット(魅力)とは?
1.スカラーシップ(返済不要の奨学金)制度の存在
冒頭にも述べたとおり、アメリカの大学へサッカー留学をする際にはスカラーシップ制度(返済不要の奨学金)というものがあることを把握しておきましょう。
スカラーシップ制度とはいわゆる「特待生」のようなもの。優秀な選手であるほど大学側から学費を免除してもらえるという制度です。免除された学費は返済義務がなく、スカラーシップ制度を活用すれば日本の大学へ通うよりも安くアメリカの大学へ通うことのできる可能性を秘めています。
そもそもアメリカの大学側の考え方として、優秀な選手を獲得するためにはお金を出してでも自分たちの大学に入学してもらいたいと考えています。
日本の「奨学金」は返済義務がある「貸与型」のものが多く、借金とほとんど同じです。一方で、アメリカのスカラーシップ制度は返済義務がない「給付型」なのです。
日本で優秀な成績を収めた実績のある選手(インターハイ全国経験あり、J下部組織出身など)であればあるほど、名実ともに揃っているということもあってスカラーシップが出る可能性も高くなります。他方で、仮に日本での実績がなかったとしてもプレー映像を現地大学のコーチ陣へ送り、良い選手だと感じてもらうことができればスカラーシップを獲得することができます。
例として、実際にアメリカの大学に渡った選手で、授業料の半額免除・各学期ごとに数万円ずつの支給(年間で約1,000,000円程度の免除など)といったケースもあります。シーズンごとの活躍に応じて支給額が増えるケースもあるため、結果を出せば出すほどリターンが大きくなる仕組みです。
まるで「プロアスリートと同じような扱いを受けながら大学生活を送ることができる(可能性がある)」という環境の良さから、近年はヨーロッパや中南米など、日本以外の国々からもアメリカ留学の人気は高まっています。
ココに注意
大学側でスカラーシップの総支給額の上限や選手数(枠数)が決まっています。それらの枠が埋まってしまうと、どんなに良い選手であったとしても大学側が新たにスカラーシップを選手に対して提示することができません。スカラーシップを獲得したいと本気で思っている選手は、枠が埋まってしまう前に、できるだけ早い段階でサルウェブまでご相談ください。
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2."プロクラブ顔負け"のサッカー環境
アメリカの大学スポーツを運営するNCAA(National Collegiate Athletic Association)には約1100校が所属していて、年間1400億円以上の収益を生み出しています。
アメリカの大学にとって大学スポーツこそが収益の柱であり、中でもサッカーはアメフト・野球・バスケ・アイスホッケーに次いで大きな収益源となっている人気スポーツです。そして、アメリカには約2,300校(コミュニティ・カレッジを含めると4,000校)ほどの大学がある中で、ほとんどの大学にサッカー部が存在すると言われています。
各大学がサッカー部に力を入れていることもあり、チーム(大学)の規模によっても異なりますが、アウェイゲームの遠征費やホテル代、そして試合前や試合後の食事の配布、また使い終わった練習着やユニフォームの洗濯など、大学側ですべて行ってくれるというケースもあります。
アメリカの大学が選手に用意している環境は、日本のトップリーグ(J1リーグ)並みの待遇と言っても過言ではないかもしれません。特に、NCAAの所属大学のうち最も高いカテゴリであるDivision1には、NCAA全体の収益の6割が分配されていて、他のカテゴリ(Division2、Division3)の大学よりも、Division1に所属する大学の方がプロ並みの待遇を受けられます。ヨーロッパの一般的なクラブと比べても、ここまで良い待遇でサッカーできることは珍しいはずです。
3.日本人選手でも活躍しやすい環境
待遇面が非常に整備されているアメリカの大学サッカーですが、レベルが高すぎてまったく日本人選手が活躍できないなどといった心配はありません。
アメリカの各大学のサッカー部の中には、各国の年代別の代表選手になっていたり、もともと他国でプロ契約を結んでプレーしていた選手も存在します。しかし、そのような選手ばかりではなく、そのレベルにも達していないような選手も中には存在していると言われています。
日本の高校でしっかりと技術・体力・メンタルを身につけた選手であれば、アメリカの大学サッカーでも十分活躍できるチャンスがあるということを覚えておきましょう。
ココがポイント
アメリカの四年制大学(四大)か二年制大学(コミュニティ・カレッジ)かによって、サッカーのレベル感も異なります。編入(日本で言う転校)も当たり前のように行うことができるため、サッカーのレベルに応じて大学を変更する選手も多く存在します。
さらに、アメリカの各大学のサッカー部には25名~30名程度しか所属していません。ゆえに、レギュラーの座を勝ち取ることができる確率は必然的に高くなります。ここも日本の大学サッカーとは大きく異なる点です。
なぜ各チームの人数がそこまで多くないのかというと、アメリカの大学リーグの試合にかかる費用(遠征費など)は基本的にすべてアメリカの大学体育会が負担しています。そうなると、各チームは予算内でまかなうことができる選手の数しか必要ないのです。
裏を返せば、スカラーシップを獲得できる倍率(難易度)は高くなるということですが、自分の実力でもサッカー部に入部できる大学を見つけることができれば問題ありません。選手の能力を見定めて、スカラーシップ獲得が狙えそうな大学のリストアップ・交渉を行ってくれるのが「エージェント」と呼ばれる存在です。覚えておきましょう。
アメリカサッカー留学までの流れと手続き
アメリカへのサッカー留学は、一般的に上図のような流れで進んでいくので覚えておきましょう。
※アメリカ留学の流れについて、できるだけ詳細を知りたいという方は以下の別ページをご参照ください。 サルウェブではトライアウト開催の告知・海外挑戦に役立つ情報を公式LINEアカウントで発信しています。無料相談も受け付けているのでお気軽にご連絡ください! アメリカの大学にサッカー留学をする場合、入学ま ... 続きを見る
【詳細】アメリカの大学にサッカー留学をするための7つのステップ
1.アメリカ留学のエージェントと契約
いざアメリカの大学に留学しようと思っても、簡単に実現できるものではありません。様々なハードルをクリアするために、選手はアメリカ留学のエージェントと契約を行うことが一般的です。アメリカ留学のエージェントは、日本人選手のアメリカ留学を全力でサポートをしてくれます。
サルウェブでは、厳選されたアメリカの留学エージェントをご紹介可能です。アメリカへのサッカー留学を検討しているという選手は、まずサルウェブにお問い合わせください。
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2.プロフィール・プレー映像を用意し、候補大学のリストアップ~売り込みを開始
アメリカの大学へ売り込みを行う際に使用する「選手プロフィール(経歴・実績・自己PR)」や「プレー映像(ハイライト)」を用意します。
用意した「選手プロフィール」と「プレー映像」の内容をもとに、アメリカ留学のエージェントが受け入れ先の候補となる大学をリストアップします。そして、各大学に対して選手の売り込みを開始します。
3.大学サッカー部からの返事を待ち、その後に願書を提出
アメリカの大学サッカー部とスカラーシップの条件で合意したら、進学する大学に対して願書を提出します。ここで書類審査が行われるため、英語に関連する実力を証明する書類等の提出が求められます。(必要な提出書類は学校によって多少異なります。)
4.書類審査で合格したら、ビザ取得等を行って渡航
書類を提出したら大学から合格の判定を待ちます。合格すると大学から「I-20」と呼ばれる在学証明書・在留証明書が発行されます。大学から「I-20」が発行されたら、学生ビザの取得や必要な準備を行って渡航します。
アメリカ留学の費用相場(入学前・入学後)
アメリカ留学にかかる費用は、入学準備にかかる費用と入学後にかかる費用の二つに分けることができます。
入学前:40万~50万円程度
アメリカの大学へ留学する前にやらないといけないことは、主に下記の2つです。
- 留学先の候補となるアメリカの大学をリストアップする
- 大学にアプローチをして、スカラーシップが出るかどうかを判断してもらう(大学側と交渉を行う)
ご自身で英語が不便なく話せたり、現地の大学とコネクションを持っていない限りは、エージェントに全面的にサポートしてもらうことを推奨します。優秀なエージェントであれば、アメリカの大学に幅広くコネクションを持っているため、奨学金をもらえる可能性が高くて選手のレベルに合った大学をいくつか提案してくれます。
アメリカの留学エージェントに依頼する場合、およそ40万~50万円程度の費用がかかると想定しておきましょう。(エージェントによってサポート内容や費用が異なるため、できるだけエージェントを比較していただくことをオススメしています。)
なお、サルウェブでは、厳選されたアメリカの留学エージェントを複数ご紹介することが可能です。アメリカへのサッカー留学を検討しているという選手は、まずサルウェブにご相談ください。
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入学後:年間170万~840万円程度
無事に留学先の大学が決定すれば、その後は学校に通うための準備に移ります。費用面に関しては、大枠で以下のように想定しておけば問題ないでしょう。
- 学費(4年制大学の場合):約200万円~500万円/年間
- 学費(2年制大学の場合):約60万円~170万円/年間
- 生活費(寮費・食費など):約100万~150万円/年間
- 医療保険費:約10万~20万円/年間
四年制大学の学費の相場は、州立大学で年間200万程度、私立大学で年間500万円程度です。そのため、学費としてざっくり年間300万円~400万円程度がかかると思っておきましょう。なお、大学入学金として出願料が別途1万~2万円程度かかります。(金額は大学ごとに異なります)
また、生活費(寮費や食費など)や医療保険費、それ以外の出費も考慮すると、追加で年間150万円程度が発生することを想定しておくと無難です。もちろん、出費を切り詰めた生活を送ることができれば、もう少し支出を抑えることはできるかもしれません。
一方で、(優秀な選手であれば)大学から奨学金を受け取ることができるため、ここから安くなるケースがほとんどです。選手によっては、学費全額免除といったこともありえない話ではありません。また、初年度の活躍によって2年目以降のスカラーシップの金額が高くなるケースもあります。
ココがポイント
複数のアメリカの大学からオファーを受けた場合は、(学費や生活費などの)支出と提示されている奨学金の金額のバランスなどを考慮して大学を決定することになります。
【評判・口コミ】アメリカのサッカー留学をサポート可能なエージェント
DreamLINK
DreamLINKは、アメリカとヨーロッパのサッカー留学のサポートをメインで行っているエージェントです。選手のサポートをしてくれるDreamLINKの代表の大場康弘さんは、UEFA Bコーチングライセンス(ヨーロッパサッカー連盟公認)を保有しており、海外での指導経験とコネクションを多く持っています。
Zero-Zero
Zero-Zeroでは、日本の学生アスリートのスカラーシップ(奨学金制度)を利用したアメリカ大学へのサッカー留学支援を行っています。アメリカ留学を通して、プロサッカー選手の道だけでなくアスリートとしての経験を価値としたキャリア形成も支援してくれます。
アスリートブランド
アスリートブランドは、スポーツ留学におけるパイオニア的存在であり、サッカー以外にもテニス・野球・バスケットボールなどのスポーツ留学も支援している老舗の留学支援会社(エージェント)です。アスリートブランドでは定期的にアメリカ留学を希望する学生選手向けにトライアウト会を実施しており、選手たちのプレー動画を撮影・編集し、出来上がったプレー動画を用いてアメリカのサッカー部の監督への売り込みも行っています。
KimiLAB AGENCY
KimiLAB AGENCYは、日本を代表するサッカー選手/遠藤航選手がスペシャルサポーターを務め、アメリカ大学へのサッカー留学など、アスリート学生のキャリアサポートを行なっています。卒業後のキャリア形成に向けて、プロサッカー選手への選択肢だけでなく、それ以外のキャリアも含めて全力でサポートを行っています。
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本記事のまとめ
アメリカへのサッカー留学は、サッカーと学業を高いレベルで両立させたいという選手にとって最適な選択肢の一つです。
サルウェブではアメリカへのサッカー留学に関して無料相談を受け付けています。また、厳選されたアメリカ留学のエージェントを最大6社までご紹介することができます。
完全無料なので、アメリカへのサッカー留学に興味があるという選手はお気軽にサルウェブまでご相談ください。
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いつ頃から留学の準備を始めるべきか?
アメリカの大学は秋学期からスタートします。
毎年9月頃になると、大学側は(新シーズンのスタートと同時に)来年度の獲得候補となる選手のリストアップを開始します。そして11月~翌年4月あたりで、大学と選手の間でスカラーシップ等に関する具体的な交渉が行われます。
すなわち、手続きのみに関して言えば、入学前年の9月~11月ごろから大学進学に向けて動き出していれば、翌年9月の入学には間に合う可能性が高いです。(実際にはそれまでにTOEFLの点数を獲得したり、プレー映像を集めておいたりする必要があるので、もう少し早い段階から少しづつ動き出しておく必要があります。)
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アメリカへのサッカー留学で気をつけるポイントとは?
1.スカラーシップ獲得には、TOEFLの点数も必須
ここまでの文章を読んで、「サッカーさえ上手ければ大学がお金を出してくれる!」と感じた人もいるでしょう。しかし、それは少し誤解があるので注意しましょう。スカラーシップを獲得するためにはサッカーの実力だけでなく、英語力(≒TOEFLの点数)も必要となります。
各大学ごとでスカラーシップを獲得するために必要なTOEFLの点数が異なりますが、求められるTOEFLの点数(目安)をお伝えしておきます。
- 四年制大学:61点~80点以上
- 二年制大学:45点以上
なお、目安でお伝えした点数は付け焼き刃程度の勉強量では獲得することができない点数であるということも、同時に覚えておいてください。できるだけ早い時期から努力して英語を勉強して、英語力を積み上げていかないといけません。
なお、TOEFLの点数が足りずに留学初年度からスカラーシップを獲得できないとなった場合でも、「(入学時期を遅らせて)翌年にスカラーシップ獲得へ再チャレンジする」という方法や、「留学2年目以降でスカラーシップ獲得を狙う」などといった方法もあります。
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2.大学在学中の学校の成績がとても大切
アメリカの大学に通う上では、サッカーと勉強の「両立」が非常に重要視されているということを頭に入れておいてください。
各大学によってスカラーシップを獲得できる条件は異なりますが、基本的には大学の単位も問題なくクリアすることを前提にスカラーシップを出されます。単位が取れずに留年してしまい、(当初受けるはずだった)スカラーシップを受けられなくなってしまうようなケースも存在します。
参考として、スカラーシップを獲得するためには、最低でも以下のGPA(評定平均)を取り続けられるよう、入学後に勉強も努力する必要があります。。
- NCAA D1リーグ:2.30以上
- NCAA D2リーグ:2.20以上
- NAIAリーグ:2.00以上
- NJCAA短期大学リーグ:2.00以上
※GPA(評定平均)とは、各科目の成績から特定の方式によって算出された学生の成績評価値のこと、あるいはその成績評価方式のことを言います。算出方法は、[各科目の(単位数×ポイント)の合計÷総単位数(履修登録単位の総数)]で求めることができ、GPAの最高数値は"4.0"です。
一学期におけるGPAが"2.0"を連続で下回ってしまうと、多くの大学で強制退学させられてしまうため注意してください。
3.大学サッカーのリーグ戦期間が「8月~12月」と短い
8月~12月:大学のリーグ戦に参加する(20試合前後)
アメリカの大学では、秋学期の8月~11月もしくは12月の間しかリーグ戦(公式戦)がありません。練習があるとしても(公式戦の期間以外で)春学期の1月~5月あたりのみです。そのため、それ以外の期間はサッカー部としての活動がなくなってしまうので、これは日本の大学サッカーとは大きく違う点です。
アメリカには、「夏から秋はサッカー部で活動し、冬はバスケ部で活動する」いったような(部活動の)掛け持ちの学生も多く、これはアメリカ特有の文化とも捉えることができます。一つのスポーツにずっと取り組み、その道を極めていくというスタイルの日本人は、アメリカで重宝されやすい存在であるとも言われています。
話は逸れましたが、アメリカの大学はチームでの活動期間が限られているため、それ以外の期間は自分でコンディションを管理しないといけないという点は、サッカー留学という観点から言うとデメリットとも言えるでしょう。
1月~5月(春学期):キャンプやトライアウトが中心になる
12月にリーグ戦のシーズンが終わった後、それぞれの大学は冬季休暇に入ります。そして冬期休暇が明けた1月から春学期が始まり、各チームでのトレーニングが再開されます。春学期の期間は公式戦がないため、トレーニング目的のキャンプを行ったり、新戦力を求めて各大学がトライアウトなどを実施し始めます。
しかし、この期間に上記のようなキャンプが行われるのは、残念ながら基本的には四年制大学のみです。二年制大学の場合、春学期の期間は活動がまったくないというケースもあるため、各自でコンディションを整える努力が必要になります。
6月~8月(夏学期):選手によってはサマーリーグ(セミプロリーグ)へ参加する
6月頃になると、各大学が夏季休暇に入ります。アメリカでプロ選手になりたいと思っている大学生の多くは、夏季休暇を利用してサマーリーグと呼ばれるセミプロリーグに参加をします。
アメリカには、PDLとNPSLという2つのセミプロリーグが存在し、セミプロリーグが開催されるのは夏のこの期間だけです。ちなみに、PDLには四年制大学リーグ(NCAA)に所属する選手が多くプレーしており、NPSLには二年制大学リーグに所属する選手が多くプレーしている傾向にあります。
なお、サマーリーグに参加するかどうかは完全に個人に委ねられており、夏季休暇中にサマーリーグに参加せず帰国して休暇を取る人もいます。
四年制大学と二年制大学の違いとは?
アメリカの大学には四年制大学と二年制大学(コミュニティ・カレッジ)の二種類が存在します。以下ではそれぞれの違いについて簡単に説明をしていきます。
※アメリカの大学の種類について、できるだけ詳細を知りたいという方は以下の別ページをご参照ください。 アメリカにも日本のように様々な種類の大学が存在します。各大学によって特徴は異なるため、どの大学を目指すかはアメリカへの大学進学を目指す留学生にとって大きなポイントになります。 本記事では、アメリカの大 ... 続きを見る
【詳細】アメリカの大学の種類と特徴[4年制大学・2年制大学・語学学校]
※アメリカの大学サッカーリーグについて、できるだけ詳細を知りたいという方は以下の別ページをご参照ください。 日本の高校生選手から昨今人気を集めているアメリカの大学へのサッカー留学ですが、アメリカの大学リーグの構造は(日本のように)完全なピラミッド型になっているわけではないことを知っていましたか? 今回の記事 ... 続きを見る
【詳細】アメリカの大学サッカーリーグの仕組み(入学難易度・スカラーシップの有無etc.)
四年制大学のメリット・デメリット
四年制大学の特徴
- スカラーシップで支給される金額の規模が大きい
- 世界中から優秀な選手が多く集まっている(レベルが高い)
- 入学するためのハードルが非常に高い(学費・学力など)
四年制大学は(二年制大学と比べて)圧倒的にスカラーシップ制度が充実しており、四年制大学の主要大学リーグであるNCAA(全米体育連盟)とNAIA(全米体育協会)に加盟している大学は非常にレベルが高いです。特にNCAAの大学サッカー部はプロクラブからも注目されており、世界中から優秀な学生(選手)が集まってきています。
一方、四年制大学に入学してサッカーをするためには学力(主に英語力)が必要です。仮にサッカーの能力が十分だったとしても、残念ながら学力が足りていないと四年制大学に入学することができません。中でもNCAAは選手登録のハードルが特に高いです。
入学時に重要なのは、TOEFLとSAT®の点数です。四年制大学の場合、TOEFLの点数は最低でも61点以上を目安として考えておきましょう。
(四年制大学へ)入るためには「SAT®」の提出が必須
四年制大学に入学する(もしくは二年制大学から四年制大学へ編入しようとする)際に、SAT(R)と呼ばれる「全米共通の大学進学適性テスト」を受ける必要があります。もし現地大学に2年以上在学していれば提出不要となるケースもありますが、一般の日本人学生であればほとんどの人が提出が必要となるでしょう。
- Evidence-Based Reading and Writing(読解/リーディング)
- Essay(作文/ライティング)
- Mathematics(数学)
SAT®は主に、上記3つで構成されているテストで、暗記力よりも思考力が問われます。仮に、SAT®の点数が低かったからといってそれだけで不合格になるわけではないので安心してください。
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二年制大学のメリット・デメリット
二年制大学の特徴
- 入学するためのハードルが比較的低くチャレンジしやすい
- 卒業後には(条件を満たせば)四年制大学への編入も狙える
- 大学によってはスカラーシップを受け取ることが可能
二年制大学(コミュニティ・カレッジ)は四年制大学ほど入学のハードルが高くない点から、最初の留学先の大学として人気があります。また、二年制大学でもスカラーシップを支給してくれる大学も存在します。
二年制大学へ入る場合、TOEFLの点数で45~60点あたりを目安として考えておきましょう。四年制大学の入学に必要な「SAT®」は、二年制大学(コミュニティ・カレッジ)に入る際には不要です。
なお、二年制大学の相場は年間50万~80万円程度で、二年制大学の学費ほとんどは四年制大学の半分以下です。
※二年制大学(コミュニティ・カレッジ)は、州や地方自治体の税金による運営で、「四年制大学ほどの学費は支払えないけれどそれでも勉強がしたい」という地域住民(学生)のために存在している大学です。留学生などの受け入れも積極的に行っていますが、地域住民と比べると留学生に対する学費のほうが高めに設定されています。
二年制大学の場合、チームに2学年分の選手しか所属していないため、単純計算で言えば年度が変わるたびに半分の選手がチームを去ります。1年目からレギュラーになれる確率が高いという点は、二年制大学を選ぶ大きなメリットでしょう。
また、二年制大学を卒業後、条件さえ満たせば四年制大学への編入も可能です。二年制大学で下積みをして、四年制大学へのステップアップを狙うという考え方も最近では主流になってきています。
二年制大学のリーグについて
二年制大学のリーグにはNJCAA・NWAC・CCCAAなどが存在します。NJCAAの大学(一部)にはスカラーシップがありますが、NWACとCCCAAの大学にはありません。
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アメリカでプロ選手を目指すためには?
※出典:https://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20161026/507520.html
アメリカのリーグは4部で構成されています。プロリーグと呼ばれるのは、MLS(1部)、NASL(2部)、USL(3部)と呼ばれる1部~3部です。また、セミプロリーグと呼ばれるのはPDLとNPSL(どちらも4部)です。
MLS(メジャーリーグサッカー)では、日本のプロ野球と同じドラフト制度(通称:Superdraft)を採用しており、ドラフトは毎年1月に開催されます。また、NASL(2部)以降のリーグでは、基本的に各チームで実施されるトライアウト(セレクション)で入部可否が判断されることがほとんどです。
アメリカでプロ選手になるためには、まずは大学リーグやセミプロリーグ(サマーリーグ)で目に見える結果を出して、プロクラブ関係者の目に留まるような活躍が必要です。ゴール・アシスト・ベストイレブンに選出されるなど、わかりやすい結果を出していくことが重要です。
過去にMLSでプレーをしていた日本人選手
名前 | 所属チーム |
---|---|
加地亮 | チーヴァス・USA(2014-2015) |
大崎玲央 | カロライナ(2014-2015) |
鈴木隆行 | ポートランド・ティンバーズ(2008-2010) |
小林大悟 | ニューイングランド・レボリューション(2014-2017)、ラスベガス・ライツFC(2018-2019)、バーミンガム・レギオンFC(2019-) |
久保裕也 | FCシンシナティ(2020-) |
アメリカへのサッカー留学・トライアウトについてよくある質問
-
どうすればスカラーシップ(返済不要の奨学金)を受けることができますか?
アメリカの大学が開催しているトライアウトに参加する必要があります。アメリカに渡航してセレクションを受けるのが一般的ですが、日本でトライアウトが開催されるケースもあります。また、自身のプレー動画を現地大学のスカウトに送って判断をしてもらうケースもあります。
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英語が苦手でもアメリカの大学へ留学できますか?
ご自身の英語力に合った大学を見つけることができれば、英語が苦手だという人でもアメリカへ留学することができます。渡航が決まってからアメリカの大学が始まるまでに、語学学校に通うか独学で英語を勉強をする人がほとんどです。
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アメリカの大学へ留学したい場合、いつから準備するのが良いですか?
アメリカの大学は9月から新学期が始まります。12月頃に大学サッカーのシーズンが終了し、1月頃から大学側が選手を集め始めます。その期間(春~夏頃)に合わせて現地大学のトライアウトを受ける準備をしておきましょう。また、進路が決まるのは12月~5月頃だと思っておくと良いでしょう。
-
現在高校一年生なのですが、今のうちからできることは何ですか?
まずは現在所属しているチームでサッカーの能力を高めることに集中すること、そして学校での勉強(主に英語)も頑張っていれば留学先の大学選びの選択肢が大きく広がるので、サッカーと勉強の両立を目指して努力してください。また、(プレー映像の準備なども含め)より具体的に渡航に向けた準備をしていく必要もあるため、早い段階からサッカー留学エージェントとコンタクトを取っておくこともおすすめです。
-
アメリカ留学のエージェントをどのように探すのが良いですか?
アメリカ留学のエージェントはたくさん存在しており、各社によって特徴や強みが異なります。サルウェブでは、厳選されたアメリカ留学のエージェントを紹介できます。留学・トライアウトに関して無料相談も行っておりますので、LINE公式アカウントからお気軽にご相談ください。また、アメリカ留学に関するお得な情報(セレクション情報など)も配信しています。
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