アメリカにも日本のように様々な種類の大学が存在します。各大学によって特徴は異なるため、どの大学を目指すかはアメリカへの大学進学を目指す留学生にとって大きなポイントになります。
本記事では、アメリカの大学の種類とそれぞれの特徴について紹介していきます。特にアメリカへの留学を検討しているけれど、どこの大学を目指せば良いのか、どうやって志望校を絞れば良いのか悩んでいる選手はぜひ参考にしてみてください。
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目次
アメリカの学校(大学)の種類
4年制大学(リベラルアーツカレッジ/総合大学university)
4年制大学の特徴
- 学費が高く、且つ、高い語学力が求められるため入学の難易度は高い。
- サッカーのレベルも(2年制大学と比べると)平均的に高い。
- リーグ2部以上であればスカラーシップ給付があり、サッカーの環境も非常に整っている。
4年制大学とはアメリカで "Liberal Arts College" や "University" と呼ばれる大学を指します。卒業すると学士号(Bachelor Degree)を取得できるコースで、日本で一般的に言われる「大学」と似たイメージを持っておくと良いでしょう。
NCAAもしくはNAIAと呼ばれるサッカーリーグに所属するチームが多く、それぞれ1部〜3部(Div.1~Div.3)で構成されています。NCAAの1部はアメリカ大学サッカーのトップリーグとされており、世代別代表に選ばれるような選手たちもプレーしています。
※各大学リーグの詳細は、以下の記事よりご参照ください。
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【詳細】アメリカの大学サッカーリーグの仕組み(入学難易度・スカラーシップの有無etc.)
日本の高校生選手から昨今人気を集めているアメリカの大学へのサッカー留学ですが、アメリカの大学リーグの構造は(日本のように)完全なピラミッド型になっているわけではないことを知っていましたか? 今回の記事 ...
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4年制大学の最大の特徴は入学の難易度の高さです。サッカーのレベルの高さはもちろんですが、TOEFLでも高い基準(61〜)が設けられる上、学費もアメリカの大学では一番高い傾向(年間300〜600万円)にあります。
NCAA/NAIAの1部または2部に所属する大学であればサッカー推薦でのスカラーシップも給付され、環境は非常に充実しています。他方で、日本の高校を卒業してそのまま入学するには、サッカーだけでなく語学力にも相当高いレベルを求められます。
2年制大学(コミュニティカレッジ)
2年制大学の特徴
- 学費が安く、入学のハードルも低い。
- 一部の大学であればスカラーシップも給付される。(NCJAAの2部リーグ以上のみ)
- 4年制大学への編入を目指して、高校卒業後は2年制大学を選択する日本人学生も多い。
2年制大学は文字通り2年間で卒業する大学のことですが、主に以下の2種類に分かれます。
- 職業クラス
- 編入クラス
職業クラスとは日本でいう専門学校に近く、特定の分野で仕事を行うためのスキルを学ぶクラスになっています。一方で編入クラスは4年制大学への編入を見据えたクラスのことで、2年間で一般教養科目と呼ばれる学問を中心に勉強し、3年次に4年制大学へと編入することを目指します。
合格率が非常に高いことや学費が比較的安い(年間100万円ほど)ことから、日本人学生は編入クラスに入学するケースが多いです。
2年制大学のサッカーチームはNCJAAと呼ばれるリーグに所属していることが多いです。NCJAAのリーグは1部〜3部で構成されており、1部と2部に所属する大学であれば4年制大学のリーグ(NCAAやNAIA)ほどの金額ではないもののサッカーによるスカラーシップが給付されますし、決して低くないレベル感でサッカーをすることができます。
この2年制大学の最大の特徴は、卒業後に4年制大学に3年次での編入が可能なことです。前述したような入学のしやすさだけでなく、日本人学生にとっては4年制大学に相応しい語学力を身につけ、サッカーでのスカラーシップ獲得を可能にする実績を積み上げることができるのも大きなメリットで、実際に多くの日本人学生がこのルートで4年制大学へと進学しています。
語学学校
語学学校とは基本的にその国の言語を学ぶことに特化した学校のことで、私立の語学学校と大学の付属の語学学校の2種類に分かれます。
基本的にTOEFLなどのスコアは求められず、入学時に受ける英語の試験の結果に応じて少人数のクラスに分けられることが多いです。
アメリカ留学の学校(大学)の選び方のポイント
学費
アメリカの大学は日本と比べて学費が高いためしっかりと下調べをすることが必要になります。また、2年制大学か4年制大学かで金額(学費)も大きく異なるのでその点も注意しましょう。
学費は高いものの、スカラーシップと呼ばれる返済不要の奨学金制度が存在するのがアメリカ大学の最大の特徴の一つ。ただ、金額や難易度、そもそもサッカーでのスカラーシップ給付が可能なのかは、大学の所属するリーグや大学の規模によって異なるのでしっかりと確認することが必要です。
難易度(入学するために必要な学力はどれくらいか)
日本の大学受験同様、アメリカの大学に入学するには一定の学力が求められます。
日本人留学生に求められるのがTOEFLのスコアで、大学によって大きく異なりますが、目安として2年制大学の場合は45、4年制大学の場合は61〜79ほどであることが多いです。(ちなみにTOEFL80点は英検準一級ほどのレベルと言われています。)そのため、特に4年制大学への留学を検討する場合はTOEFLの対策が不可欠となります。
加えてSAT®と呼ばれる「全米共通の大学進学適性テスト」を受ける必要があります。ただし仮にSAT®の点数が低かったからといってそれだけで不合格になるわけではないのでご安心ください。
専攻(自分が学びたい専攻があるか)
サッカー留学をする選手たちが見落としがちな点にはなりますが、「専攻=何を学ぶか」も重要な要素の一つです。
アメリカの大学は「入るより出る方が難しい」とされています。つまり、入学以上に卒業の難易度の方が高く、それは学業成績の基準の高さに起因します。一定の成績を収め続けなければスカラーシップだけでなく、試合に出場する、練習をする機会すら失われてしまいます。
だからこそ「何を勉強するのか」は大きな鍵になります。自分の興味のない専攻を学び続けるのと、そうでないのとではモチベーションにも大きく差が生まれます。全力でサッカーを続けるために、最低でもどのような専攻があるのかを確認した上で大学を選びましょう。
地域(アメリカも広いので自分に合った土地を選びたいところ)
日本で北海道と沖縄で大きく気候が異なるように、アメリカの国土は西から東、北から南に非常に広く、地域によって気候や文化が大きく異なります。
雪が多く降る地域なのか、年中温暖な地域なのか、自分に合った気候を選ぶことはサッカー選手であれば当然考慮する必要があります。
他にも衣食住の文化も異なるため、アメリカだからといって一括りにせず、自分に合った土地を選べるようにリサーチしましょう。
アメリカ留学で知っておくべきポイント
正規留学にはTOEFLの点数が必須
上述の通り、正規留学、つまり現地の大学に正式に入学し学ぶためにはTOEFLのスコアが必須となります。
これは例えばよくある1年間の語学留学や交換留学とは大きく異なる点です。現地の学校に入学するということはもちろん全ての授業が英語で行われることを意味します。留学生だからと言って特別扱いされることはないので、一定の語学力が必要となるわけです。
記事内でも再三触れてきましたが、特に4年制大学への入学に必要なTOEFLの点数は決して低くないため、高校卒業後の入学を考えるのであれば、日本にいる時から勉強をしておくことが不可欠です。
スカラーシップを獲得できれば学費を抑えることが可能
スカラーシップとは返済不要の奨学金のことで、アメリカ大学への留学が人気な最大の理由と言っても過言ではありません。非常に学費が高いことで知られるアメリカですが、スカラーシップ制度を活用することができれば日本の大学よりも安い学費で通うことも可能になります。
スカラーシップには 1.スポーツによるもの 2.学業によるもの の2種類が存在します。どのようなスカラーシップ制度があるかは大学によって異なる(NCAAの1部と2部の大学にはスポーツによるスカラーシップがあるが3部にはないなど)ため、しっかりとしたリサーチが必要となります。
一般的に授業料や寮費の半額以上が支給されますが、大学によっては10人分のスカラーシップを20人に分配して支給するというケースもあります。どちらにせよ、スカラーシップ獲得はアメリカ留学を目指す上で必ず狙っていくことをおすすめします。
編入ありきで考えるべき
日本の高校を卒業して、アメリカの4年制大学にいきなり入学することは日本人学生にとって簡単ではありません。だからこそ人気なのが編入での(4年制大学への)入学です。
比較的入学のハードルが低い2年制大学へまずは入学し、そこでアメリカでのサッカーの実績を残しながら、4年制大学でも通用する語学力を身につけた上で、4年制大学に編入することは多くの日本人学生の助けとなっています。
アメリカではどこの大学に入ったかではなく、どこの大学を卒業したかを重視するとも言われています。焦ることなく段階を踏んで進学していくことはキャリアの観点でも非常に有効な手段と言えるでしょう。
アメリカの大学(学校)の探し方
アメリカの大学を自分で探す時はまず候補を絞る必要があります。4,000校近くある中から自らの希望に合う大学を決めるのは簡単ではありませんが、例えばリーグや州で絞っていくことは一つの方法となるでしょう。
ある程度絞れてきたら、スカラーシップ制度や必要なTOEFLのスコア、サッカーのレベル、地域の生活環境などを確認し自分に合った大学かどうかを精査した上で出願へと進みます。
このように自分で大学を探すことは手間のかかる作業ではありますが、決して不可能ではありません。しかし、自分で探すことの最大のデメリットは正確な情報を集めるのが難しいことです。
「色々と調べてみたけれど入ってみたら思っていたのと違う」や「そもそも英語が苦手で調べるのが困難で、とりあえず見つけたところに出願した」というケースは往々にして起こり得ます。大学の2年〜4年間という貴重な時間を自分に合わない環境で過ごしてしまうのはお金と時間の面でも非常に勿体ありませんし、その結果思ったようにプレーができないという状況も考えられます。
そして、これがエージェントを使う最大の理由にもなります。各大学の入学条件や地域の特徴など基本的な情報を正確に把握しているのはもちろん、ホームページに載っていない情報、例えば、監督やチームの雰囲気、練習環境など普通では手に入れられないような情報を持っているケースが多くあります。
1人1人の選手との面談を通して選手の特徴や希望を聞いた上で、豊富な選択肢の中から候補を提案してくれるため、自分で調べるよりも手間がかからないのはもちろん、より正確な情報で留学先の大学の候補を絞ることができます。
また、留学以降も現地での生活をサポートしてくれるエージェントも多く、特に生活に慣れない初めの数ヶ月で選手たちの大きな支えとなります。
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