海外サッカー留学支援プラットフォーム「サルウェブ」(運営:シュローブジャパン合同会社、本社:東京都世田谷区)は、新たに2025年7月〜12月の利用者データを発表しました。
小学生・社会人層の構成比が拡大、海外サッカー留学市場の裾野が上下に拡張

■小学生は初の10%超、低年齢層での検討が明確に進行
2025年下期における小学生の構成比は10.1%となり、前期(2025年上期・7.7%)から2.4ポイント増加しました。これは集計開始以来初めて10%を超える水準であり、2023年下期の4.3%、2024年下期の1.1%と比較しても、直近1年間で大きく伸長しています。海外サッカー留学・トライアウトの検討が、従来よりも早い段階から行われるケースが増えていることが、数値上から確認できます。
■中学生は一時的に低下も、長期的には高水準を維持
中学生の構成比は7.6%となり、前期(13.8%)からは低下しました。ただし、2021年以前の水準と比較すると依然として高く、2022年以降は断続的に10%前後の構成比を記録しています。中学生以下の問い合わせには保護者からの相談が多く含まれており、家庭単位での早期検討が一定程度定着している状況が継続していることが読み取れます。
■高校生は最多層を維持するも、構成比は段階的に縮小
高校生の構成比は25.3%となり、前期(30.8%)から5.5ポイント減少しました。高校生はこれまで一貫して最大のボリュームゾーンでしたが、2022年上期の50.0%をピークに、他年代の拡大とともに構成比は徐々に低下しています。2025年下期においても最多層である点に変わりはないものの、市場全体としては高校生一極集中の構造から変化しつつあることが示されています。
■大学生・社会人が増加、検討年齢の上方への広がりも顕在化
大学生は26.6%と前期(21.5%)から5.1ポイント増加し、社会人は24.1%と過去最高水準を記録しました。社会人は2024年下期の18.1%、2025年上期の18.5%から2期連続で上昇しており、学生年代に限らず、競技継続や再挑戦、キャリア転換を目的とした検討が増加していることが数値として表れています。海外サッカー留学・トライアウト市場が、特定の年齢層に限定されない広がりを見せていることが、年代別データから確認できます。
攻撃的ポジション中心の構成は継続、守備系ポジションではGKの増加が顕在化

■MF・FWは引き続き高水準、攻撃的ポジションへの検討集中が継続
2025年下期におけるMFの構成比は65.8%、FWは48.1%となりました。いずれも前期(MF 67.7%、FW 47.7%)と比較して大きな変動はなく、MFは2023年上期以降6期連続で60%超、FWも2023年以降は40%後半から50%前後で安定して推移しています。
■DFは減少、GKは上昇し守備系ポジション内で構成に変化
DFの構成比は32.9%となり、前期(36.9%)から4.0ポイント低下しました。一方でGKは11.4%と、前期(4.6%)から大きく増加し、過去最高水準を更新しています。これまでDFが守備系ポジションの大半を占めていましたが、2025年下期ではGKの比率が明確に上昇し、守備系ポジション内の構成に変化が見られる結果となりました。全体に占める割合は依然として攻撃的ポジションが多数を占めるものの、ポジション別の分布には期ごとの変動が現れています。
関東圏が引き続き中心、近畿の回復と地方圏の分散傾向が継続

■関東は4割台半ばで安定推移、最大ボリュームゾーンを維持
2025年下期における関東在住者の構成比は45.6%となり、前期(2025年上期・47.7%)から2.1ポイント低下しました。ただし、2023年下期以降は一貫して45%前後で推移しており、海外サッカー留学・トライアウト市場における最大のボリュームゾーンである状況に変わりはありません。中長期的に見ても、関東圏が中心である構造は大きく変化していないことが、データから確認できます。
■近畿は再び増加、20%前後の水準へ回復
近畿の構成比は16.5%となり、前期(10.8%)から5.7ポイント増加しました。2024年下期には7.4%まで低下していましたが、2025年下期では再び10%台後半まで回復しています。期ごとの変動はあるものの、関東に次ぐ主要エリアとしての位置付けは維持されており、地域別構成の中で存在感を取り戻した形となっています。
■北海道・東北、中部、中国・四国、九州は大きな変動なく分散
北海道・東北は5.1%、中部は10.1%、中国・四国は5.1%、九州は7.6%となりました。前期と比較すると、北海道・東北および九州はやや低下した一方で、中部と中国・四国はほぼ横ばいで推移しています。いずれの地域も単独で大きく構成比を伸ばす動きは見られず、複数地域に分散した状態が継続しています。特定地域への集中が進むというよりも、全国的に一定の検討層が存在する構造が続いていることが、地域別データから読み取れます。
アメリカは高水準を維持、欧州主要国とオセアニアで構成比に変化

■アメリカは最多水準を維持するも、前期から構成比は低下
2025年下期における渡航希望先として、アメリカの構成比は20.3%となりました。前期(2025年上期・27.7%)からは7.4ポイント低下したものの、依然として単一国としては最も高い水準を維持しています。2021年以降、アメリカは継続して上位を占めており、期ごとの増減はあるものの、海外サッカー留学・トライアウト市場における主要な検討先である状況に大きな変化は見られません。
■ドイツ・スペインは回復傾向、欧州志向は一定水準を維持
ドイツは21.5%、スペインは15.2%となり、いずれも前期(ドイツ16.9%、スペイン12.3%)から構成比が上昇しました。特にドイツは2024年以降やや低下傾向が見られていましたが、2025年下期では再び20%台に回復しています。一方で、イギリス、イタリア、フランスは引き続き低水準で推移しており、欧州内でも特定国への集中が続いている状況が確認できます。
■オーストラリアが再上昇、北米・欧州以外の選択肢も拡大
オーストラリアは15.2%となり、前期(10.8%)から4.4ポイント増加しました。2023年下期以降は10%前後で推移していましたが、2025年下期では再び構成比を伸ばしています。カナダは3.8%、ブラジルは3.8%と前期から低下または横ばいでした。北米・欧州以外の国については期ごとに変動はあるものの、一定数の検討が継続して行われていることが、国別データから確認できます。
競技実績を持つ層は減少、経歴未回答・限定的な層の構成比が上昇

■代表・J下部経験者は一時的に増加、全体では1割前後にとどまる
2025年下期において、代表経験者(世代別・候補含む)の構成比は2.5%、J下部組織・ナショナルトレセン経験者は8.9%となりました。前期(代表経験0.0%、J下部経験6.2%)と比較すると、いずれも構成比は上昇していますが、合算しても全体の1割強にとどまっています。
■経歴なし・未回答層は増加、低年齢層の構成比拡大と重なる動き
2025年下期における経歴なし・未回答を含む層の構成比は68.4%となり、前期(60.0%)から増加しました。同時期には、小学生の検討割合が10.1%と過去最高水準に達しており、年代別構成において低年齢層の比率が拡大しています。サッカー経歴の回答が限定的になりやすい年代の構成比が高まっていることから、経歴なし・未回答層の増加と年代構成の変化が同時に起きている状況であることが、データ上から確認できます。
※「サルウェブ」について
サルウェブは、日本初の20社以上の厳選された留学エージェントと連携した海外サッカー留学支援プラットフォームです。特定のエージェントに依存せず、中立的な立場から多様な選択肢の中で一人ひとりに最適なプランをご提案します。世界78か国・500以上のクラブを対象としたサッカー留学・トライアウト支援が可能で、複数のJリーグクラブとサッカー留学事業領域での業務提携を行っています。
※本データの出典について
本プレスリリースに掲載した統計情報は、2021年1月1日以降の期間においてサルウェブを通じて利用者から取得した申込・問い合わせ情報をもとに、個人を特定できる情報を省いた形で集計しています。